何とか大学を中退した私は、
通信制の大学(放送大学)に3年次編入をします。


親とはほぼ絶縁状態になっていたので、アルバイトで生活をしていました。


なぜまた大学に?と思うかもしれませんね。


放送大学は学費が安いうえに、
履修した分だけ払えばいいので、
アルバイトでも十分に捻出できる金額で在籍できました。


そして一番大きかったのは、授業体系が私の趣味・興味と合致していたことです。


司書の夢が潰えた今、特にやりたい仕事なんてありませんでしたが、
やりたいコトははっきりしていました。


高校時代のあの河原での「読書と思索」の営みです。
それを生活の柱にしたかったのです。


そして私が読みたいと思う本と考えたいテーマは、
すべて人文科学の範疇のものでした。
さらに限定すれば哲学・思想でした。


放送大学のテキストは書店に並んでいるので、
それらに目を通してみると、
何の抵抗もなく頭に内容が入ってくるものばかりでした。


これなら試験のための勉強という意識ではなく、
自分のための勉強として取り組めるし、
そのうえで大学卒業の資格も手に入れることもできる。


これはイイぞ、と思いました。


そうして3年かけて放送大学を卒業します。
私は25歳になっていました。大学に7年間も在籍していたことになります。


周りから見れば単なるモラトリアムにしか映らないでしょう。
でも私はただ好きなことをしていただけです。


定職に付いていなければロクデナシ、
という見方はいまだ根強いようですが、
私に言わせてもらえば、
好きでもないことをやる方がロクデナシ、です。


例えば、たまにものすごく接客態度の悪い店員に遭遇しませんか?
彼らが接客を好きではないことは明らかです。
そのせいで客である私達まで嫌な思いをするのです。


皆さんも自分や周りの人のことを考えてみて下さい。


好きでもないことをしている人は、
確実に周りにもマイナスの影響を与えているはずです。


ですから、
定職に付いているかどうかはあまり問題ではない
と私は考えています。


フリーターを非難するより、
愚痴ばっかり口にしながら仕事をしている人を問題にした方が賢明だと思います。


翻って、
いくら一人でできる仕事だと言っても、
もし不満ばかりが募るなら、
ネットでの仕事もするべきではないです。


それはあなただけでなく、利用者にとっても不幸なことですから。


ちなみに私はこの3年間で、
「読書と思索」というスタイル自体をも卒業することにしました。


自分のなかである程度問題が解決してしまったからです。


その問題とは何で、その解答はどんなものなのか。
それを語るとなると、
この自分史の何倍ものボリュームになってしまいますし、
「プチこもり」というテーマからも外れてしまうので、
割愛させていただきます。


どうしても気になる方がいたらメールでリクエストして下さい。
要望数が思いの他多ければ、何らかの形で発表したいと思います。


とにかく、高校時代から続いていた「読書と思索」という営みは一段落つきます。


以後は気になるテーマや著者の本を断片的に読むだけになります。
まあ、普通の読書ですね。
以前のような深刻な取り組み方ではなくなったということです。